セットできる用紙の種類や保管方法について

用紙の種類、サイズ、厚さによって、給紙方法や排出方法が異なったり、プリンタードライバーで設定する内容が異なったりします。

セットできる用紙サイズ/厚さ/枚数について

使用できる用紙の種類

高品質に印刷するためには、材質、厚さ、表面の仕上げなどの条件を満足する用紙を使用する必要があります。

弊社推奨紙以外で印刷される場合には、印刷品質や用紙の走行性など、事前に十分テストをして、支障がないことを確認してから使用してください。

印刷前にカールや波打ちが発生している用紙(媒体)をご使用の場合、印刷品質や用紙の走行性は保証できません。

種類

サイズ 単位:mm(インチ)

厚さ

普通紙

A4

210 × 297

坪量60~163 g/m2

両面印刷の場合、坪量60~120 g/m2

A5

148 × 210

A6

105 × 148

B5

182 × 257

レター

215.9 × 279.4 (8.5 × 11)

リーガル(13 インチ)

215.9 × 330.2 (8.5 × 13)

リーガル(13.5 インチ)

215.9 × 342.9 (8.5 × 13.5)

リーガル(14 インチ)

215.9 × 355.6 (8.5 × 14)

ステートメント

139.7 × 215.9 (5.5 × 8.5)

エグゼクティブ

184.15 × 266.7 (7.25 × 10.5)

16K 184 × 260 mm

184 × 260

16K 195 × 270 mm

195 × 270

16K 197 × 273 mm

197 × 273

4" x 6"

(4 × 6)

5" x 7"

(5 × 7)

カスタム *1 *2 *3

幅 86~216

長さ 140~1321

坪量60~163 g/m2

*1:トレイ1は、幅100~216、長さ148~356です。

*2:トレイ2は、幅148~216、長さ210~356です。

*3:マルチパーパストレイは、幅86~216、長さ140~1321です。

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はがき

はがき

100 × 148

郵便はがき

往復はがき

148 × 200

封筒

封筒1(長形3号)

120 × 235

85 g/m2の紙を使用したもので、長形封筒はフラップ部が折れていないもの、洋形封筒はフラップ部がきちんと折れているもの

封筒2(長形4号)

90 × 205

封筒3(洋形4号)

105 × 235

Com-9

98.4 × 225.4 (3.875 × 8.875)

24 lbの紙を使用したもので、フラップ部がきちんと折れているもの

Com-10

104.78 × 241.3 (4.125 × 9.5)

DL

110 × 220 (4.33 × 8.66)

C5

162 × 229 (6.4 × 9)

C6

114 × 162 (4.49 × 6.38)

Monarch

98.4 × 190.5 (3.875 × 7.5)

カスタム

幅 86~216

長さ 140~356

ラベル紙

A4

210 × 297

0.1~0.15 mm

レター

(8.5 × 11)

部分印刷用紙

坪量60~163 g/m2

普通紙

次の条件に合った用紙を使用してください。

  • 推奨紙:エクセレントペーパー A4、エクセレントホワイト A4

    上記推奨紙での用紙厚の設定値

    プリンタードライバー:[普通紙]

    操作パネル:[フツウシ]

両面印刷の場合は、エクセレントホワイト A4(厚口)

  • 上記推奨紙での用紙厚の設定値

    プリンタードライバー:[やや厚い紙]

    操作パネル :[ヤヤアツイカミ]

  • 用紙の厚さが坪量60~163 g/m2の用紙

  • 電子写真プリンター用紙(トナーを用いるプリンターで使用する用紙です)

  • 電子写真コピー用紙(トナーを用いる一般の複写機などで使用する用紙です)

  • 電子写真プリンター再生紙(トナーを用いるプリンターで使用する再生紙です)

    再生紙では、用紙全体に薄くトナーが付着したり、印刷が薄いことがあります。再生紙には、印刷品質を低下させる添加物が含まれているものもあります。必ず電子写真プリンター再生紙であることを確認の上、使用してください。

坪量89~163 g/m2の用紙では、必ずテスト印刷をして、支障がないことを確認してください。

以下の用紙は使用しないでください。

  • 表面が平滑(すべすべ)すぎる用紙や、粗い(ザラ紙、繊維質)用紙、表と裏の粗さが大きく異なる用紙

  • 薄すぎる用紙、厚すぎる用紙、紙粉が多い用紙

  • 横目の用紙(用紙走行方向に対し縦目の用紙を使用してください)

  • 濡れている(湿っている)用紙

  • 静電気で貼り付いている用紙

  • 表面に、絹目加工(シボ)、浮き出し加工(エンボス)、コーティング加工した用紙(コート紙)

  • 表面に、のり・スターチ・薬品などで特殊加工、耐熱性(230℃)の無い特殊加工した用紙

  • バインダー用の穴、ミシン目、切り込み、穴がある用紙

  • 用紙カット面に、凹凸や、つぶれ、バリなどがある用紙

  • 四角い形状でない用紙や、裁断角度が直角でない用紙

  • シワ、反り、角の折れ曲がり、波打ち、折り目、破れなどがある用紙

  • ホチキス、クリップ、リボン、テープ、留め金などがついている用紙

  • カーボン紙、ノンカーボン紙、感熱紙、感圧紙などの特殊紙

  • 熱転写プリンター用紙、インクジェット用の用紙、湿式PPC用紙、複写紙、和紙など

  • 種類の異なる用紙を継ぎ合わせて作った紙

  • 用紙の厚さが上下左右で一定ではない用紙

  • 包装紙ののりなど粘着物の付着した用紙

  • 厚手の用紙は、用紙全体に薄くトナーが付着したり印刷が薄いことがあります。

  • 熱転写プリンターやインクジェットプリンターなどで一度印刷した用紙は使用しないでください。

  • 用紙の包装紙には表面の向きが表示されています。表面が印刷面となるようにセットしてください。

  • 用紙は湿気防止のため防湿紙に包装されています。開封後は早めに使用してください。

はがき

次の条件に合ったはがきを使用してください。

  • 郵便はがき、および折っていない郵便往復はがき

以下のはがきは使用しないでください。

  • インクジェット用はがき

  • 2 mm以上反りがあるはがき

  • 切手の貼ってあるはがき

  • 写真加工してあるはがき

  • 印刷後は反りが発生することがあります。

  • 用紙全体に薄くトナーが付着したり印刷が薄いことがあります。

  • トナーの定着が低下することがあります。

  • 必ずマルチパーパストレイから給紙してください。

封筒

次の条件に合った封筒を使用してください。

  • クラフト紙、電子写真プリンター用紙、または乾式PPC用紙で作られた封筒

  • 長形封筒は坪量85 g/m2の紙でフラップ部が折れていない封筒

  • 洋形封筒は坪量85 g/m2の紙でフラップ部がきちんと折れている封筒

  • Com-9、Com-10、Monarch、C5、C6、DLは、24 lbの紙でフラップ部がきちんと折れている封筒

以下の封筒は使用しないでください。

  • 厚すぎる封筒やプラスチックでできた封筒

  • 内袋がある二重封筒

  • とめ金、ボタン、窓がある封筒

  • フラップ部に粘着剤、両面テープがついた封筒

  • シワや反りがある封筒

  • 切手が貼ってある封筒

  • 表面に絹目加工(シボ)や浮き出し加工(エンボス)がある封筒

  • 接着部に粘着剤がはみ出している封筒

  • 印刷後は反りやシワが発生することがあります。

  • 用紙全体に薄くトナーが付着したり印刷が薄いことがあります。

  • トナーの定着が低下することがあります。

  • 封筒の貼り合わせ部分(厚さに段差がある部分)のまわり約5 mmは印刷品位が低下することがあります。

  • 必ずテスト印刷をして支障がないことを確認してください。

ラベル紙

次の条件に合ったラベル紙を使用してください。

  • 推奨紙:LBP-A693(コクヨ製)

    上記推奨紙での用紙厚の設定値

    プリンタードライバー:[ラベル紙]

    操作パネル:[ラベルシ]

  • 用紙サイズはA4、レターのみ

  • 表面紙、粘着剤、台紙が熱で変質しない、電子写真プリンター用または乾式PPC 用のラベル紙

  • プリンターの熱定着工程で、表面紙が台紙から剥がれない構造のラベル紙

  • 用紙の走行で、表面紙が台紙から剥がれない構造のラベル紙

  • 表面紙と台紙を合せた用紙の厚さが0.1~0.15 mmのラベル紙

  • 表面紙が台紙全体をおおい、粘着剤がはみ出していないラベル紙

  • 用紙全体に薄くトナーが付着したり印刷が薄いことがあります。

  • トナーの定着が低下することがあります。

  • 必ずマルチパーパストレイから給紙してください。

部分印刷用紙

次の条件に合った部分印刷用紙を使用してください。

  • 部分印刷に使用したインクが耐熱性で230℃に耐えるもの

印刷枠を設ける場合、以下の印刷位置のバラツキを十分考慮に入れて設計してください。

書き出し位置精度:± 2 mm、用紙の斜行:± 1 mm/100 mm、画像伸縮:± 1 mm/100 mm(坪量64 g/m2の場合)

用紙の保管が悪いと湿気を吸収し、変色、反りが発生します。このような用紙で印刷すると印刷品質や紙送りなどに悪い影響を与えますので注意が必要です。また実際にお使いになるまで包装紙は開けないでください。

次のような場所に保管してください

  • 暗く、湿気の少ない平らな書棚の中のような場所

  • 平らな台の上

  • 温度:20℃、湿度:50% RH(相対湿度)

次のような場所には保管しないでください。

  • 床の上に直接置く

  • 直射日光が当たる場所

  • 外壁の内側の近く

  • 段差や曲がりがある場所

  • 静電気が発生する場所

  • 過度の温度上昇と、急激な温度変化がある場所

  • 複写機、空調機、ヒーター、ダクトのそば

開封した用紙を長期間放置しないでください。正常に印刷できないことがあります。