プリンターがスリープモードとディープスリープモードのときの制限事項について説明します。
プリンターがエラーを表示している状態では、スリープモードまたはディープスリープモードに移行しないことがあります。
スリープモードでは、ネットワークの機能に以下のような制限があります。
次の場合には、プリンターはディープスリープモードに移行しません。
ネットワーク接続が無線に設定されているとき
IPSecが有効になっている
TCPのコネクションが確立している
例:TELNET、FTPでコネクションを確立している場合など。
パワーセーブ状態でスリープ移行時間経過後、コネクションが切断されるとスリープモードに入ります。
ディープスリープモードに移行させるには、IPSec/Eメール受信を無効にしてください。
ディープスリープモード中は、以下のプロトコルを使用した印刷はできません。
IPv6
NBT
WSDPrint
ディープスリープモード中は、以下の機能/プロトコルを使用した検索や設定はできません。
NBT
PnP-X
UPnP
LLTD
MIB*
* ディープスリープモード中にサポートする一部のMIBによる参照(Getコマンド)は可能です。
ディープスリープモード中は、クライアント機能を持つ以下のプロトコルが動作しません。
Eメールアラート*2
SNMP Trap
WINS*1
SNTP*2
*1ディープスリープモード中の経過時間は、WINSの更新時間の間隔には含まれません。
ディープスリープモード中はWINSの定期更新を行わないため、WINSサーバーに登録された名前が削除されることがあります。
*2ディープスリープモード中の経過時間は、Eメールアラートの定期的な通知時間の間隔、NTPサーバーに対する更新時間の間隔に含まれません。
大量のパケットが流れているネットワーク環境では、ディープスリープモードからスリープモードに自動的に移行して応答することがあります。
また、MacやiPhoneなど、Bonjour検索をする端末が同じネットワークに接続されている場合、ディープスリープモードからスリープモードに自動的に移行して応答します。
一定時間経過すると、ディープスリープモードへ移行します。